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古民家や空き家を相続したものの、老朽化して持て余している方もいらっしゃるでしょう。

状態によっては、資産と呼べるような状態でない物件もあります。

ただ所有しているだけでは、維持費ばかりがかさんでしまうため、売却したり貸したりして活用したいものです。

しかし、どのようにして売却すればよいのでしょう。

ここでは、古民家・空き家を所有するデメリットや売却方法をご紹介します。

1.古民家・空き家を所有するデメリット

古民家・空き家を所有するデメリットは、次の5つです。

1-1.倒壊のリスクがある

古民家・空き家を所有するリスクは、倒壊のリスクがあることです。

古民家は築50年以上のものを指し、状態が悪いと倒壊のリスクがあります。

空き家も人の住んでいない期間が長いものは、どんどん劣化していきます。

万が一倒壊して近隣の建物を壊したり、人にケガをさせたりすると、所有者が責任を問われることになるのです。

損害賠償金を支払うことにもなりかねません。

1-2.犯罪の温床になる

古民家・空き家を長い間放置しておくと、犯罪の温床になる可能性があります。

犯罪の拠点として使われることがあるほか、粗大ごみなどの不法投棄場所にされるケースもあります。

知らないうちに、犯罪に巻き込まれるリスクがあるのです。

1-3.害獣・害虫が住み着く

古民家・空き家を放置すると草も生え放題になり、害獣や害虫が住み着きやすくなるのもデメリットです。

害獣や害虫が敷地内で繁殖し、近隣の家に迷惑をかける可能性もあります。

1-4.固定資産税の負担が大きい

古民家・空き家を所有しているだけで、固定資産税を払わなければならないのもデメリットです。

賃貸物件として活用していなければ、家賃収入で賄うことも可能ですが、放置している場合は出費ばかりがかさみます。

また、特定空き家に指定された場合は、固定資産税が高く計上されて、負担がさらに大きくなります。

特定空き家とみなされる条件としては、倒壊など保安上に危険がある、衛生状態が悪く有害である、適切な管理が行われていないなどです。

対処せずに放置すると、罰金刑に処されることもあります。

1-5.建物の価値が低下する

古民家・空き家をただ所有しているだけだと、価値が下がっていくのもデメリットです。

住めない状態の家だからと放置していくと、建物はどんどん劣化していきます。

そうすると、さらに買い手がつきにくくなり、売却も難しくなるでしょう。

とくに、過疎地は購入希望者が少なく、良い状態であっても価値が下がってしまいがちです。

古くなる前に、対処する必要があります。

2.古民家・空き家を売却するには?

古民家・空き家を売却するには、どのような方法があるのでしょう。

最適な売却方法は古民家・空き家の状態によっても違ってくるため、慎重に選択する必要があります。

2-1.建物をそのまま残して売る

古民家・空き家をそのままで売却する方法は、すぐに売り出せるのがメリットです。

物件情報サイトには古家付き土地として掲載されます。

資産価値のない建物付き土地として売却することになるのです。

古民家を探している人に、需要がある物件となります。

注意点としては、値引きを求められることがあることです。

古民家を欲していない人が購入した場合、更地にするための解体工事が必要となるからです。

2-2.更地にして売る

更地にして売却する場合、解体工事の費用はかかるものの、売却しやすいのがメリットです。

古家付き土地よりも、更地の方が需要は高いため、早く買い手のつく傾向があります。

ただし、解体費用がかかるため、負担は大きくなります。

また、更地にした場合は固定資産税が高くなるため、なかなか売れない場合は維持費が高くつく場合もあるでしょう。

2-3.リフォームして売る

古民家・空き家をリフォーム・リノベーションして売却すると、資産価値も高くなるため売却価格も高くなります。

リフォーム済みの物件であれば、購入者はすぐに住めるので、早く売却できる可能性が高いでしょう。

また、リフォーム・リノベーションすると見た目も良くなります。

ただし、リフォーム・リノベーションの全費用を売却価格に上乗せするのは難しいため、大掛かりなリフォームをすると損をする可能性もあります。

2-4.不動産会社に買い取ってもらう

通常、不動産物件は買い手を探すまでに半年ほどかかりますが、不動産会社に直接買い取ってもらう場合、すぐに現金化できるのがメリットです。

また、スピーディに売却できるものの、売却価格は相場よりも少し安くなります。

不動産会社は買い取った物件をリノベーションして売却するため、その費用が差し引かれるのです。

時間をかけず、すぐに売却したい方に向いている方法です。

3.まとめ

古民家や空き家は、所有していると倒壊の恐れや犯罪の巣窟になるリスクがあるほか、指定空き家に指定されると、固定資産税も高くなってしまいます。

活用できない古民家や空き家は、適切な方法で売却するのが良いでしょう。

「株式会社未来クリエイト」は事故物件や難あり物件など、売却が難しい物件にも対応している不動産会社です。
古民家や空き家の売却は毎月ご相談をいただいており、全国各地の空き家を定期的に売却のお手伝いをさせていただいております。
さまざまな理由から、物件を素早く売却したいとお考えの方は、いつでもお気軽にご相談ください。