LOADING

コンテンツ CONTENTS

株式会社未来クリエイト 代表の石戸です。

仲介で売却のご依頼をいただいていた連棟式建物(長屋)の売却が完了しました。

連棟式建物(長屋またはテラスハウス)とは

「つながっている一戸建て」の建物で、隣の家と基礎や壁がつながっている状態の建物。
※本件は屋根のみ隣とつながっておらず、基礎や壁はつながっておりました。

連棟式建物の4つの注意点

  1. 接道要件を満たしていないため再建築が不可
  2. 単独で建替えができない
  3. 住宅ローンの利用ができない
  4. 上下水道やガス管が単独ではなく共用での利用である

1.接道要件を満たしていないため再建築が不可

「敷地に建物を建てる場合に、建築基準法に定められた道路に2メートル以上接している必要がある」という決まりが定められております。

本件は「三戸一(さんこいち)」の建物なのですが、建物が建っている敷地は、単独では全く道路に接していないため、再建築が不可の状態でした。

2.単独で建替えができない

仮に接道要件を満たしていた場合でも、基礎や壁が隣とつながっている以上、勝手に切り離して解体をする事が困難です。お隣さんから承諾を得た上で切り離しをする事が必要ですが、切り離した後の壁の修繕も必要となってきます。

また切り離した箇所の雨漏りも心配なため、お隣さんから承諾を得る事が出来ない場合もあります。

3.住宅ローンの利用ができない

再建築ができない物件に対して、一般的な金融機関は融資をしないため、住宅ローンを利用しての購入が困難です。

4.上下水道やガス管が単独ではなく共用での利用である

本物件は3戸で共用の配管を利用しており、配管の修理や引き直しの際には承諾や費用負担についての相談が必要となります。

以上の様なポイントを考慮しつつ、全てを理解して引き受けていただける買主様への売却が完了しました。

株式会社未来クリエイトでは、本件の様な再建築不可や不用品が残置されている物件、空き家になっている実家の売却の相談など、様々なご相談が寄せられます。
東京都港区に本社を構えておりますが、日本全国の不動産売却に対応しております。

【相談無料】ご相談はこちらまで!