所有している不動産の売却を検討されている方は、「できるだけ早く売却したい」とお考えのことと思います。
そこでこの記事では、不動産の売却平均期間や、売却期間が短かった不動産の共通点、不動産の売却期間を短くするためのポイントについて詳しく解説します。
売却したい不動産に早く買い手が現れるように、ぜひ最後まで読み進めていただけると幸いです。
1.不動産の売却平均期間はどれくらい?
不動産の売却平均期間は8ヶ月程度となっています。
この売却平均期間だけ見ると、「大抵の不動産は半年以上経てば大体売却できるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、実際は売却し始めた途端にすぐ買い手が現れる物件もあれば、いくら待っても買い手が決まらない物件もあります。
また、戸建て住宅かマンションかによっても売却平均期間は変わってきます。
それぞれどのような傾向があるのか、参考にしてみましょう。
1-1.戸建て住宅の場合
戸建て住宅の場合、売却平均期間は11ヶ月程度となっています。
戸建て住宅はマンションと比べて駅から遠いエリアにあることが多いだけでなく、敷地や建坪も千差万別なので、売却平均期間は長くなりやすいのです。
1-2.マンションの場合
マンションの場合の売却平均期間は6ヶ月と、戸建て住宅よりも短い傾向にあります。
マンションは駅に近い物件が多くて人気がある上に、同じマンション内にも売却中の物件があると査定金額を出しやすいため、売却平均期間が短くなりやすいのです。
2.売却期間が短かった不動産の4つの共通点とは?
売却期間が短かった不動産には、以下の4つの共通点がありました。
早く売却できた不動産にはどんな点が共通していたのか、ぜひ参考にしていただければと思います。
2-1.不動産が人気のエリアにある
人気のエリアにある不動産は買い手が多い割には売り物件が少ないため、売却期間が短い傾向があります。とくに住みたい人が多くいる高級住宅街や買い物に便利な商業施設が近いエリアでは、相場よりも少し高い売却価格を設定していたとしても、売却し始めた途端に多数の買い手が現れることは少なくありません。
このように不動産が人気のエリアにある場合は、短い売却期間で売ることができる可能性が高いのです。
2-2.相場よりも売却価格が低い
相場よりも売却価格が低い不動産は買い求めやすいため、売却期間が短くなります。
エリアごとにおおよその相場は決まっているので、相場よりも低い売却価格に設定すると注目度が高まるからです。
不動産を売却する際にはまず不動産会社に査定してもらいますが、そこで出た査定価格通りに売却しないといけないという決まりはありません。
そのため、売却価格についてはそのエリアの相場や周辺の似た物件の売却価格と照らし合わせて決めるようにしましょう。
2-3.引っ越しシーズンに売却している
引っ越しシーズン前に売却した不動産は、売却期間が短くなる傾向にあります。どんな物でも需要と供給のバランスを考えると物事を有利に運べますが、不動産についても同じことが言えるのです。
3~4月の引っ越しシーズンは毎年転勤や進級する多くの人が物件を探すため、その時期に間に合うように売却すれば早く手放すことができます。他にも懐が潤う秋のボーナスシーズンや、年の始まりを新しい家で迎えたいと考える人がいる10~11月にも売却しやすくなります。
2-4.その不動産に適した不動産会社が担当している
その不動産に適した不動産会社が売却を担当すると、売却期間は短くなります。
なぜなら、一口に不動産会社と言ってもそれぞれの会社で得意とする仕事は違うからです。
たとえば賃貸物件をメインに扱う不動産会社に売却を依頼しても、売却に関するノウハウやルートはあまり持っていません。また、不動産があるエリアについて詳しい不動産会社に依頼しなければ適切な査定ができず、売却期間だけが長くなってしまうのです。
3.不動産の売却期間を短くするための3つのポイントとは?
不動産を売却するなら、やはり「できるだけ早く売却したい」という方は多いことと思います。
そこで、人気のエリアにない不動産であっても売却期間を短くするための3つのポイントについてご紹介します。ぜひ取り入れてみてください。
3-1.売却が得意な不動産会社を選ぶ
不動産の売却期間を短くするために、売却が得意な不動産会社を選びましょう。
売却が得意な不動産会社を選ぶためには、不動産会社のホームページを見てこれまでの売却実績やマンションや戸建て住宅といった得意とする不動産の傾向をチェックするのがおすすめです。
地域を絞って運営している不動産会社や、広範囲に対応した不動産会社等、様々な会社があるので、まずはホームページを確認した上でお問い合わせをしてみましょう。
「依頼する不動産会社を変更したらすぐに売却できた」という事例はよく耳にします。このように不動産会社選びによって売却期間が大きく変わってくるので、不動産選びは入念に行いましょう。
3-2.引っ越しシーズンの4ヶ月前から準備を開始する
不動産の売却期間を短くするためには、一年の中でももっとも買い手が現れやすい引っ越しシーズンまでに間に合うように、シーズンの4ヶ月前から準備を始めることが大切です。
準備が遅れると引っ越しシーズンに間に合わなくなって他の物件を選ばれてしまうため、余裕を持って準備し始めるようにしましょう。タイミングを逃さないことが不動産の売却においては非常に重要なのです。
3-3.買取も検討する
仲介による売却にこだわっていると、駅から遠い物件や築年数の長い物件は売却期間が長くなるかもしれません。そのため、「買取」も検討してみましょう。買取とは不動産会社の先にいる人ではなく、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらうことをいいます。
買取を選ぶメリットは、売却金額に関する双方の合意があればすぐに売却できることです。
売却するまでの間は税金を支払い続ける必要があったり、マンションであれば管理費や修繕積立金を毎月支払う必要があるため、不動産会社によってすぐに買い取ってもらえることはとても魅力的です。
一方で、デメリットとしては買取では仲介による売却価格の7~8割の価格になってしまうことが挙げられます。想定よりも低価格になってしまうため、それでもなお早く売却したい場合に検討してみましょう。
4.まとめ
不動産の売却平均期間は戸建て住宅で約11ヶ月、マンションで約6ヶ月、全体では8ヶ月程度となっています。売却期間が短かった不動産に共通していたのは、不動産が人気のエリアにあることや相場よりも低い売却価格であったこと、引っ越しシーズンに売却していたこと、その不動産に適した不動産会社に依頼していたことでした。
不動産の売却期間を短くするためには、まずは売却が得意な不動産会社を選ぶことが非常に重要です。そして、引っ越しシーズンの4ヶ月前から準備を開始し、買取のメリット・デメリットを踏まえた上で、ぜひとも買取も検討してみましょう。
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