現在日本では、少子高齢化や都市部への人口集中によって空き家問題が深刻化しています。
マンションを空き家のままにしておくと、資産価値はどんどん落ちていくでしょう。
さまざまな犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
しかし、空き家になったマンションをどのように管理すればいいのかわからない人もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、マンションの空き家を管理する方法についてご紹介します。
問題点や活用方法も説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.空き家となったマンションの管理方法
空き家となったマンションの管理方法についてご紹介します。
1-1.換気
空き家の管理では、換気が重要です。
中に入ったらまず家中の窓を開け、空気を入れ替えましょう。
台所やお風呂、トイレに換気扇がある場合は回します。
さらに押入れやクローゼット、ドアや靴箱なども湿気がこもりやすいため扉を開けて、カビが生えていないか確かめましょう。
1-2.掃除
掃除ではほこりを取り除き、カビが生えていたらきれいにしたりしましょう。
ほこりを長期間放置すると水分や油を吸い込んでこびりつきます。
頑固な汚れは掃除が難しくなるため、早めに汚れを除去しましょう。
家の中を水拭きで掃除すると、乾くまで待ち時間が発生します。
急いでいる場合は、掃除機やほうきを使って掃除しましょう。
1-3.通水
台所や洗面所、お風呂場などの蛇口から水を出します。
流す時間の目安は、5分程度です。
長期間通水しないと水道管の錆びやゴムパッキンの劣化につながります。
また、水漏れや害虫が侵入するリスクも高まるでしょう。
トラブルを防ぐためには、通水して水道管に水を通すことが重要です。
1-4.劣化の補修
劣化している箇所を発見したら、早めに補修しましょう。
いくら管理していても、長期間人の住んでいない家は劣化しやすく、修理が必要になる場所も出てきます。
たとえばゴムパッキンの劣化や水道の水漏れ、カビが生える可能性もあります。
必要に応じて部品交換や修理会社に連絡し、早めに対処しましょう。
2.空き家になったマンションの問題点
空き家になったマンションの問題点についてご紹介します。
2-1.資産価値が下がる
マンションは年数が経つほど価値が低くなっていきます。
また、適切なメンテナンスを行わず放置していると老朽化も進みやすくなるでしょう。
マンションの管理状態は資産価値に大きく影響します。
マンションを空き家のまま放置すると、一般の物件に比べて価値が下がりやすいでしょう。
2-2.犯罪に巻き込まれるリスクがある
所有者が知らないうちに、空き家で犯罪が起こる可能性もあります。
マンションが空き家だとわかれば侵入されたり、物品の盗難に遭ったりするかもしれません。
所有者が犯罪被害者となる可能性もあるため、注意が必要です。
3.空き家マンションの活用方法
空き家マンションの活用方法についてご紹介します。
3-1.レンタルスペース
レンタルスペースは、立地条件によって高い集客力があります。
時間単位で貸し出せるため、利益率も高くなるでしょう。
レンタルスペースであれば、中古マンションの築年数もマイナスになりません。
場所が悪いとレンタルスペースを利用する機会も減るため、レンタルスペースにする場合は市場調査を行いましょう。
ただし、管理組合によっては不特定多数の人が出入りする利用方法を、管理規約によって制限しているケースもありますので、事前に管理会社や管理組合に確認が必須です。
3-2.民泊
訪日外国人の増加に伴い、民泊が注目を集めています。
人を泊めるため、国土交通省が定める住宅宿泊事業法や厚生労働省の旅館業法など、さまざまな基準をクリアしなければなりません。
民泊としての需要があるか判断するためには、市場調査を入念に行うことが重要です。
マンションの周辺に観光地があるか、利用客の見込みなどを確かめてから始めましょう。
レンタルスペースと同様に、管理組合によっては不特定多数の人が出入りする利用方法を、管理規約によって制限しているケースもありますので、事前に管理会社や管理組合に確認が必須です。
3-3.居住用賃貸
空きマンションを居住用賃貸として貸し出す場合、とくに許可が必要無いため比較的簡単に始められるでしょう。
借り手が見つかればすぐに貸し出し可能で、修繕やリフォームなど初期費用も抑えられますが、室内の状態次第では、事前にリフォーム工事が必要なケースもあります。
この場合はリフォーム工事費用の負担が生じます。
一方、ほかの活用方法に比べて賃料は期待できません。
借り手がつかないと収入が発生しないため、注意しましょう。
ただし、一度入居すると毎月安定した収入となる点は魅力です。
4.まとめ
今回は、マンションの空き家を管理する方法についてご紹介しました。
空き家になったマンションを放置していると、犯罪のリスクが高まったり、劣化が進んだりするため、定期的な管理が大切です。
管理にかかる労力や費用をカバーするために、賃貸や民泊、レンタルスペースとして利用する方法もあります。
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