空き地を放置しておくと、さまざまなトラブルが起こる可能性もあります。
ひどい場合は行政から指導されることもあるでしょう。
しかし、空き地の管理方法が分からない人もいます。
そこで今回は、空き地の管理方法をご紹介します。
空き地を放置するリスクについても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.空き地の管理
空き地の管理方法についてご紹介します。
1-1.売却する
空き地を使用する予定がなければ、速やかに売却しましょう。
代々伝わる土地を手放したくないと思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし、使用しない更地を所有していてもお金と手間がかかります。使う予定がなければ、売却を検討しましょう。
1-2.雑草の除去
夏場は雑草除去作業が必須です。
雑草を除去することで近隣住民も「しっかりと管理している場所だ」と安心できるでしょう。
雑草はゴミの隠れ蓑です。
草刈りは廃棄物の違法投棄防止にもつながります。
頻度は春1回、夏2回、秋1回程度行うといいでしょう。
業者に依頼した場合、相場は1坪500〜2,000円程度です。
1-3.定期的にゴミ掃除する
管理されていない空き地は、悪意のある人にゴミを不法投棄されることもあります。
単なるゴミではなく粗大ごみや産業廃棄物、感染性医療廃棄物等が捨てられることもあるでしょう。
ゴミが廃棄されていると、便乗してゴミを捨てる人もいます。
そのため、定期的に空き地の掃除が必要です。
ゴミの不法投棄があった場合、法律によってゴミの処理費用を負担するのは投棄者となります。
しかし、不法投棄した人を見つけたり費用を負担させたりするのは難しいのが現状です。
1-4.管理者看板を出す
土地に囲いをして看板を出すと、土地の所有権を対外的に主張できます。
そのため、不法投棄防止に役立つでしょう。
ただし看板の設置は業者に依頼しなければならないため費用がかかります。
2.放置するリスク
空き地を放置するリスクについてご紹介します。
2-1.固定資産税や都市計画税がかかる
空き地の所有者には、毎年固定資産税が課税されます。
市街化区域内の場合は都市計画税も加算されます。
市街化区域内にある空き地では課税標準額が3,000万円だった場合、標準税率を1.4%とすると固定資産税は42万円です。
さらに都市計画税の制限税率を0.3%とすると、9万円かかります。
合わせて毎年51万円の税金が課せられます。
この空き地を3年間放置すると153万円、5年間で255万円もの税金を負担しなければなりません。
2-2.維持管理に手間と費用がかかる
空き地を放置しておくことで手間と費用がかかります。
多くの空き地所有者が雑草の処理について悩んでいるでしょう。
とくに夏季は雑草の成長が早いため、頻繁に除草作業を行わなければなりません。
土地が広いほど所有者による作業は難しくなります。
場合によっては除草を専門業者に依頼した方がいいでしょう。
除草作業にかかる費用は土地の状況や業者によって異なります。
また、不法投棄されたゴミの処分費も土地の所有者が負担しなければなりません。
2-3.近隣からクレームがくる
空き地が雑草だらけになると、虫が発生しやすくなります。
そのため、近隣住民からクレームがくる可能性もあるでしょう。
また、人通りの多い場所は景観を損なうため、苦情が寄せられるかもしれません。
近隣住民との関係を悪化させないためにも、空き地は普段から頻繁に手入れしておきましょう。
3.空き地の活用方法
空き地を自分で活用するのが難しい場合、他人に売却する方法もあります。
土地を売却することで、管理や固定資産税の支払いから解放されます。
さらに土地の売却することで、まとまったお金が手に入るため、売却で得た資金を使って株や投資信託などの金融資産組み換えも可能です。
とくに土地の資産価値が高い場合や、活用しやすい広さがあると買い手が現れやすくなるでしょう。
買い手候補が複数いると土地は売却がしやすくなります。
ただし、立地条件が悪い、整地しなければならないといった特徴があると、すぐに売却できないため注意が必要です。
4.まとめ
今回は、空き地の管理方法についてご紹介しました。
近年日本では人口減少に伴い、どんどん土地が余っていきます。
土地を保有しているだけで資産価値を生む時代ではなくなりました。
そのため利用していない土地を、必要としている人に譲ることで、都市計画上も有益な結果を生みます。
さらに地域経済の発展にもつながるでしょう。
空き地の管理が難しい場合は売却も検討しましょう。
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