今回のご相談は、マンションの所有者が高齢者施設に入所されて、生活されていた荷物が全てそのままの状態で室内に残されており、またマンション自体も越境の問題を抱えているといった、専有部にも共用部にも難を抱えた訳ありマンションの売却のご相談です。
状況の整理
専有部(室内)
- ご所有者様が高齢者施設に入所されて、誰も使用していない空き家
- 必要な物以外、全ての荷物がそのまま残置されている状態
- 荷物のそのままの現状で売却
共用部
- 外壁に増築された壁や扉により、隣地との間で越境有り
- 一部の区分所有が、管理組合に無許可で増築をしており配管等の大規模な越境有り
- 過去に管理組合と増築の原因となっている組合員との間で衝突があり、解決ができる可能性は極めて低い状態
売却方針
本マンションは旧耐震であり、なおかつ上記の様な問題を抱えている状態です。
そのため、金融機関からの住宅ローンを利用できる可能性が限りなく低いため、現金でしか購入ができません。
そのため一般的な売却に比べるとハードルが非常に高いのですが、これまでの取引先や紹介によって購入希望者を募っていきます。
その後、関係者のご協力をいただき、無事に売却が完了しました。
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