家を売りたいのに1年以上売れず、大変な思いをしていませんか。
いつまでも売れない場合は、原因を分析のうえ、改善策の実践をしましょう。
売れない原因から適切な対策を考えれば、売却に進めるかもしれません。
今回は家が売れなくてお困りの方のため、1年以上売れない家の原因と、売却に向けた対策を紹介します。こちらを読めば状況整理のうえ、適切な対策を進められるでしょう。売却のきっかけをつかめるかもしれません。
不動産売却時にかかる諸経緯をまとめました。詳しくは下記ページをご覧ください。
1.1年以上家が売れない主な原因5つ
1年以上家が売れない場合、何らかの原因が考えられます。立地条件や不動産会社のやり方がよくないことに注意です。ほかにも事故物件や状態のよくない物件、再建築不可物件などに当てはまると、いつまでも売れない可能性があります。ここでは家が長期的に売れ残る原因を見ていきましょう。
1-1.需要の少ないエリアにあるから
1年以上家が売れない場合、立地条件を見直してください。需要が少ない可能性があるからです。家を買う人は、周辺環境や最寄り駅、バス停までのアクセスを気にすることがあります。そのため立地条件がよくないと、敬遠する人がいるのです。
たとえば駅やバス停まで遠いと、利便性が悪いと思われるでしょう。また過疎化地域だと発展性が見込めず、住みがいを見出せない可能性があります。このように立地条件や周辺環境は、需要につながるポイントです。
もし家が売れない場合は、立地関連の情報を洗い出しましょう。
買い手から敬遠されるポイントが見つかるかもしれません。
1-2.仲介依頼の不動産会社のやり方がよくない
仲介依頼した不動産会社のやり方がよくないと、家が売れるまで時間がかかるでしょう。会社に売却をまかせていても、家が売れ残る場合があります。その場合は依頼先に問題があるかもしれません。
たとえば不動産会社が、売却依頼を受けた物件を放置することがあります。
また不動産会社によっては、他社からの問い合わせを断り、あくまでも自社で売ろうとする「囲い込み」に注意です。
このような状況だと、売れるはずだった時期に家を売れず、依頼者が損をするでしょう。
以上から不動産会社選びを間違えて、家が売れ残るリスクにも注意です。
1-3.事故物件である
売ろうとしている家が事故物件の場合、1年経っても買い手が決まらない可能性があります。
事故物件とは心理的瑕疵があるものです。事件や事故のようなネガティブな背景があると、事故物件とみなされます。
しかし都心部の人通りの多い場所だと、事故物件である期間が短いかもしれません。一方で地方だと、事故物件扱いが長引く可能性があります。人の流動性の少ない地域は、地元住民の他人に対する関心が高く、事故物件を忌み嫌いやすいからです。
事故物件にもさまざまな事情がありますが、とくに地方だと売れ残りやすい点に気をつけてください。
1-4.建物の状態がよくない
建物の状態がよくないと、いつまでも家が売れないおそれがあります。その原因は、建物の顕著なダメージに限りません。ペットのニオイ、荷物の散乱、生活感などにも注意です。これらが残っていると、内覧に来た人や購入者が好感を抱かない可能性が高いです。
また店舗として物件を使った場合、閉店後の状況に注意してください。既存設備や残置物が残っていると「残置物件」として、需要を下げることがあるからです。新しい店舗に使いづらかったり、物が置き去りにされたりしていることで、清潔感がなくなります。その状況を嫌う人もいることに注意です。
いずれにしても建物の状態は、需要に直結するので、なるべくきれいな形で売るようにしましょう。
1-5.再建築不可物件である
再建築不可物件も、売れ残るリスクがあります。これは一度建物を解体すると、新しく建物を建築できない土地です。
新しく建物を建築するには接道要件が建築基準法で定められております。幅員4m以上の道路に、間口が2m以上接するのが条件です。しかし土地によっては、この条件を満たしていません。再建築できないとわかると、個人だけでなく不動産会社にも買い取ってもらえないおそれがあります。
このように再建築不可物件は、場所を問わず売れづらいことに注意です。
2.1年以上売れない家への効果的な対策5つ
家が1年以上売れない場合は、適切な対策を施してください。代表例が値引きや不動産仲介契約の変更、瑕疵担保責任保険の付加、そしてイメージアップ戦略です。それでも解決が難しいなら、不動産会社に相談しましょう。ここでは効果的な対策を5つまとめました。
2-1.値引きしてみる
まずは値引きを考えてみてください。価格を安くすることで、買い手を引き寄せるかもしれません。立地条件や周辺環境の割にお買い得だと、魅力を感じる買い手が現れるでしょう。一方で相場より高すぎると、いつまでも敬遠を受け、買い手が見つからない可能性があります。
不動産を売るときは、適正価格が大切です。たとえば同じ条件の物件でも、時期によって相場が変わることがあります。査定依頼から相場を割り出し、価格変更に役立ててもよいでしょう。
適正な相場を知ったうえで、不動産が売れそうな価格を考えてください。
2-2.不動産仲介契約を専任媒介契約に変える
不動産会社と媒介契約を締結した上で、不動産売却を始めていますよね。
1年以上売れていない場合で、なおかつ一般媒介契約で不動産会社へ依頼している場合は、仲介契約を専任媒介契約に変えてみましょう。媒介契約の内容見直しも有効です。
一般媒介契約だと複数社と競合する事になるため、成約する可能性が下がります。
そのため、不動産会社によっては広告費用を抑えざるを得ない事もあり、優先順位の低い物件と扱われているかもしれません。
一方で専任媒介契約は、他社に物件を取られるリスクを抑えられます。その場合は契約先の会社も、前向きに売却活動を進めるでしょう。もし不動産会社の売却活動がうまくいっていない場合は、契約内容の見直しも選択肢です。
2-3.瑕疵担保責任保険をつける
家の状態がよくないときは、瑕疵担保責任保険の付加がおすすめです。買主が物件購入後に不具合を見つけることがあります。このとき売主が保険に入っていれば、修繕費用を保険料でカバーできるしくみです。
しかし加入には条件があります。詳細な住宅調査をはじめ、一定基準達成が必要です。建物の状態が悪く、瑕疵担保責任もつけられない場合は、不動産会社への相談を要するでしょう。
瑕疵担保責任の保険加入には条件がありますが、うまくいけば自身だけでなく、買主も安心させます。
2-4.物件のイメージアップ
売れ残った家のイメージアップ戦略も選択肢です。家の状態を魅力的に見せる工夫や、立地条件のような強みのアピールを考えてみましょう。ポジティブな情報発信によって、買い手が見つかるかもしれません。
たとえば家の状態をよくするために、ハウスクリーニングがあります。物件内や周辺の清掃を通し、清潔感を整えてください。また広告に出している写真を変えることで、見る側の印象を変えられるかもしれません。
もしも家が売れないと思ったら、イメージアップを考えてみませんか。
2-5.不動産会社と売却方法を打ち合わせる
以上を試しても難しい場合は、不動産会社に相談しましょう。そのときは家の状態や周辺環境などを詳細に話してください。正しい情報をもとに、売却方法を打ち合わせることが大切です。
たとえば事故物件や再建築不可物件だと、家の状態をよくするだけでは不十分かもしれません。このような訳あり物件を売るには、不動産会社の専門知識が重要です。プロのアドバイスを受けながら、最適な売却戦略を探りましょう。
物件の売れ残りについて、依頼者自身での対処が難しい場合、不動産のプロの知識がカギになります。
3.まとめ
1年以上家が売れない場合、何らかの原因が考えられます。物件の状態や周辺環境を見直してみましょう。不動産会社に売却活動をまかせている場合は、契約の見直しも必要かもしれません。このように原因をとらえ、それに見合った対策が重要です。
「株式会社未来クリエイト」では、1年以上売れない家の買取もサポートします。物件が売れない原因を洗い出し、早期買取に向けた最善策を施せるのが当社のメリットです。そのため物件の売れ残りでお困りなら、ぜひご相談ください。